ニューヨークに来てから、約3ヶ月。
2019年8月19日、心臓移植を受けることが出来ました。
はじめにドナーの方のご冥福を心よりお祈りいたします。そして尊い決断をしていただいた、ドナーのご家族の方々に、深く感謝申し上げます。
18日の夜、いつものようにドクターとの会話に耳を傾けると
突然、「おうすけに合うドナーが見つかりました。」と涙ながらに告げられました。
そしておめでとうと言われ、驚きとともに涙が出ました。
これまでのおうすけの事...
ドナーになって頂いたご家族の想い...
なんとも言えない気持ちでしたが、ドクターやナース、皆におめでとうと言われ、おうすけのためにも笑顔でいようと思いました。
夜中に、手術前の検査で起こされたおうすけは、いつもと違う光景に、
「何かする?早くおわる?」と不安そうに聞いてきました。
「寝ている間に、機械バイバイするからね」と伝えました。
8時間以上の長い手術に耐え、無事に帰ってきてくれたおうすけを見て、これまでの3年近く装着していた、補助人工心臓が無くなり、強く胸打つ鼓動を見て、改めて2つの命を大切にしていこうと決意しました。
術後三日目。まだ鎮静させられ、寝ている時間の方が多いですが、尿道の管や、呼吸器も外れました。
たまにふと起きて、目が合うと
「ごはんたべたい。お散歩、ウォーキングしたい」と今まで通り、たくさん話すようにもなりました!
まだ少し熱があったり、抗生剤などは必要なものの、順調に回復していると、ドクターからも言われています。
これまで多くの皆さまの応援があり、ここまでたどり着くことが出来ました。
まだまだ終わりではなく、大変な事があると思いますが、引き続き笑顔でいられるように、頑張っていきたいと思います。
本当にありがとうございました。
上原 良太、歩

